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アウトドア系になりたい筆者のアウトドアレビュー

一切経山の魔女の瞳は初心者でも午後から辿りつけました

はじめに

GWの東北遠征初日に一切経山(いっさいきょうさん)に登ってきました。去年のGWは百名山鳥取県の大山に登ったのが大変良かったので、今年のGWのプランも山登りメインで組み立てたのですが、なんと関西は雨ということで、天気が良い地方ということで今年は東北へ山登りに行ってきました。百名山をベースに探していたのですが、吾妻山よりも一切経山の方が魔女の瞳と呼ばれる池を始めとした景観が良いと調べて、一切経山に決め、実際にとても良い山でした。一切経山は初心者でも登れるか?アクセスは良いか?午後からでも登れるか?景色は綺麗か?などを含め感想を書いていきます。

基本情報

一切経山南東北福島県にある山です。福島駅からレンタカーを借りたのち、約1時間で登山口の浄土平ビジターセンターへアクセスできました。標高は1949mですが、浄土平ビジターセンターからは登り約400m弱で活火山の素晴らしい景観を堪能できます。

一切経山を登った感想

磐梯吾妻スカイライン

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登山口のある浄土平ビジターセンターまでは磐梯吾妻スカイラインと呼ばれるルートを通っていくのですが、山道なのでヘアピンカーブが多いことは仕方ないとして、とても走りやすいうえに、景観もとても美しく、登山をしない人はこのドライブだけでも活火山の力強い景観を堪能できるのではないでしょうか。特に森林限界を超えたあたりから別世界です。注意点は17時で通行止めになってしまう点です。今回は新幹線で移動したのちに午後から登りはじめたので、17時ギリギリになりゆっくり山頂からの景観をつくづくと眺めるという時間がとれず、慌てて下山するというはめになってしまったので、当たり前ですが、登山は午前中から始めることをおすすめします。

浄土平ビジターセンター

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今回の登山の起点となる浄土平ビジターセンターは、天文台やレストランもある複合施設でした。午後に行ったため、駐車場とめられるだろうかと不安になりながら行きましたが、全く心配なしでした。駐車場はかなり広いので止められなくなることはないと思われます。一切経山の他に吾妻小富士に登る方も利用されているようですね。ここに来るだけで、硫黄のにおい、蒸気の噴出する火山の岩肌と都会では見られない風景を堪能できるでしょう。

登山口から酸ヶ平避難小屋

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登山口から酸ヶ平避難小屋へはなだらかな山道を登っていきます。そんなに急な登りではないのですが、岩がゴロゴロしていたり、雪解け水が川のように流れていたり、ところどころ雪の残る斜面を登る必要があったりと足場はかなり悪く、滑りやすくなっていました。スニーカーで軽くハイキングはできなくはないですがおすすめできない道でした。また、普段よりも若干酸素が薄い気がするほか、硫黄のにおいもあり、慣れるまでは歩くのが少ししんどく感じました。

酸ヶ平避難小屋から一切経山山頂

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酸ヶ平避難小屋から一切経山山頂までは、雪解けの川のような道はなくなり、岩がゴロゴロした斜面をひたすら登ります。途中鎌沼を見下ろす景色がとてもきれいです。私はこのあたりからスカイラインの17時通行止めが気になり歩を早めます。

一切経山山頂と魔女の瞳

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一切経山の山頂につくと、そこから魔女の瞳と呼ばれる青々とした五色沼を見下ろすことができます。実際にみるとその大きさに迫力があり、とても美しい長めでした。これを見るために登る価値ありです。一切経山の山頂からは吾妻小富士を見下ろすこともできました。

さいごに

一切経山は山頂からの魔女の瞳の景色がとてもきれいな山でした。また、火山性の山肌や硫黄のにおい、残雪の雪解けなどなど自然を堪能できる山でした。車を利用することで、約400m弱の登りでコースタイム約3時間というところも旅行とセットにするのに丁度よく、とてもおすすめでした。

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武奈ヶ岳は初心者でも本格登山気分を味わえました。

はじめに

山登りが大好きでアルプスに何度も登っている祖父が関西でおすすめする山である武奈ヶ岳に登って来ました。私がよく登る大文字山愛宕山に比べて、本格的な山だとかねてから思っており、武奈ヶ岳に登れたら初心者脱出だと意気込んで挑戦して来ました。トレイルははっきりあるものの、山らしい岩場や稜線や川があり、標高も京都にはない1000m越えで、自分のレベルが1つ上がったように感じました。感想を書いていきます。

武奈ヶ岳登山の感想

比良駅からイン谷口

武奈ヶ岳に登るルートは琵琶湖側から登る比良駅ルートと琵琶湖の反対側からの坊村から登るルートの2パターンあります。私はJR沿線なので比良駅ルートを選択。春分の日からは比良駅からイン谷口までバスが運行していて登山口まで歩けば約1時間かかるところを15分ほどでいけます。やりたいことは山登りなのに、その前に1時間歩くのは、体力作りにはいいかもしれませんが正直楽をできるならしたいところなので、便利ですね。ただし帰りのバスはいい時間にないので注意です。行きは8:20と9:10があり、帰りは15:40と16:20があります。私は8:20に乗って登り始め、13:30にイン谷口に戻って来ました。

青ガレから金糞峠

武奈ヶ岳登山で最も印象に残っているのは青ガレと呼ばれる金糞峠手前のガレ場です。坂も急峻な上に、岩がゴロゴロと不安定で歩きにくく、体力と集中力を消費します。それだけゾーンに入れて楽しい。岩を落とさないように気をつけて、赤い丸や矢印のマーカーを探しながら進みます。楽しい。

金糞峠からコヤマノ峠

金糞峠からは比較的緩やかな道を歩きます。クローズドセル外付けのテント泊の装備を持った高校生くらいの集団とすれ違いました。私も高校くらいからこの魅力に気づきたかったものです。八雲ヶ原がテント場と聞くのでそこで1泊してきたのでしょうか。比良山にもう一度登る理由ができました。低山でもテント泊まで楽しめたら山の魅力は増しますね。

武奈ヶ岳山頂

森林限界が来るのか最後の山頂手前は立木がなくなり、稜線がくっきりと山頂までのびます。その景色はなかなか低山ではみられないのでは。本格的な山に登りきったという達成感がとても得られます。比良山系最高峰ということもあり、景色も抜群です。山頂で食べるチキンラーメンも最高です。

最後に

冬の湖西線から見える比良山のたたずまいを見て、ずっと登りたかった比良山の最高峰に登れて大満足でした。いつかテント泊や冬山にチャレンジしたい。何度も登りたい山となりました。

その他の登山記事はこちら

yuki-shiawase.hatenablog.com

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革の登山靴のお手入れをして、靴への愛着が増しました。

はじめに

"愛着が余って興奮が足りないくらいがちょうどいい。"  by 筆者。私は祖父からもらったフジヤマと呼ばれる革の登山靴を愛用しているのですが、先日愛宕山へ登った時にかなり雪解けのぬかるみで汚れたので、そのお手入れをしました。しっかり手入れすれば10年保つと言われている革の登山靴。私なりの手入れの方法を書きます。

革の登山靴の洗浄

濡れ雑巾で大まかな汚れをゴシゴシ落とす

濡らした雑巾で大まかな泥汚れをジャバジャバと落としていきます。革靴は後でしっかり乾かせば、洗う時は水に濡らしても大丈夫だそうです。私は中学生の頃にサッカーをしていましたが、その時には牛やカンガルー革のサッカースパイクは硬くなるので水に濡らしてはいかんと聞いていた記憶があるのですが、どうやらそれは間違いのようです。むしろ泥汚れをしっかり取ることが大切で、泥汚れが残るとカビが生えやすくなるそうです。

ソールの泥や小石を竹串で落とす

ソールにこびりついた泥汚れや、ソールの隙間に挟まった小石は雑巾では取れないので、竹串でほぐしていきます。ソールはどうせまた山を歩けばすぐ汚れる部分なので、私はついサボってしまいたくなりますが、長持ちさせるには落としておくにこしたことはないようです。

ソールの細かい汚れをブラシで落とす

竹串でソールにこびりついた汚れをほぐしたら、残りの細かい汚れはブラシで飛ばしておきます。竹串だけだと大きな汚れしか取れませんが、竹串でほぐしておけばあとの細かい汚れはブラシで簡単に泥が取れてくれます。この時点では泥汚れなどは取れて綺麗ですが、革に艶がない状態です。

乾燥した日陰で乾かす

濡らした革は乾燥した日陰でしっかりと乾燥させます。私はハンガーを折り曲げて革靴を引っ掛けて、冬の時期にはエアコンのきいた部屋に干しておきます。

革の登山靴のお手入れ

登山靴のお手入れですが、私は普通の革靴に使われるキットを使っています。私が利用しているのはMOUBRAYの靴磨きセットです。こちらで十分見た目は艶々になり、革も柔らかくなります。

ステインリムーバーで汚れ落とし

ステインリムーバーをいらない布に垂らして革の表面を拭き取ります。水洗い時に残った汚れや、これまでの手入れで塗ってきた古いクリームを落としてくれます。

シュークリームを塗り込む

革に栄養を与える役割のシュークリームを塗ります。米粒2つ分くらいで十分で、塗りすぎると柔らかくなりすぎるとも聞きますが、登山靴はそもそも革が厚くて硬いので、私は結構たっぷり塗ってしまいます。

ブラシと布で磨く

シュークリームを満遍なくはけでなった後はブラシと布で磨いていきます。ここでようやく艶々の状態になった時のなんとも言えない満足感と愛着が好きで革の登山靴がやめられません。

防水スプレーをかける

革の登山靴は他のゴアテックスを使用したような機能的な登山靴と違って防水性・撥水性がないので、防水スプレーをかけておきます。防水スプレーは水を弾くだけでなく、汚れもつきにくくなる効果もあるそうなので毎回かけることをおすすめします。私は汚れ防止にソールにも防水スプレーをかけます。防水スプレーもなんでもよいわけではなく、登山靴のような防水性だけでなく、汗を逃がす透湿性に優れた防水スプレーだとよりよいそうです。私が利用しているのはHOLMENKOLの防水スプレーで、透湿性に優れ、ゴアテックスのような素材にも使えるものです。革用ではないですが、今のところ革に変色などはみられません。

革のお手入れの完成

どうでしょうか最初の泥だらけの状態や、水洗い後の画像と比較してみてください。シュークリームを塗ればこんなに艶々になってくれ、とても気持ちが良いです。

最後に

以上、革の登山靴の手入れでした。アウトドア好きの人はギアにこだわる傾向にあると思いますが、愛着のあるアイテムを使うと幸福感を上げてくれますよね。

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冬の城崎温泉で熱い外湯とたっぷりの但馬牛を堪能しました。

はじめに

天皇誕生日を挟んだ飛び石連休を4連休にし、祝日と平日の空いている曜日を狙って城崎温泉に行ってきました。個人的に今月は残業が50時間を超え疲労が溜まりに溜まっていたため、無理やり4連休を作りだして向かった城崎温泉。最高に癒されました。

城崎温泉へのアクセス

城崎温泉へは京都駅からの特急きのさき5号を利用しました。ちょうどお昼をまたいで14時頃に到着し、チェックインも少しでできるいい時間帯の便ですね。特急列車で駅弁を食べていると一気に旅行気分が増すのは私だけでしょうか。帰りは特急きのさき16号12:30発を利用。温泉旅行は旅館のチェックアウト後にやることがあまりないのでちょうどよかったです。

お宿 芹

城崎温泉への旅行では芹という旅館を利用しました。円山川沿いに外湯からは少し離れたところにありますが、ハイエースでの送迎があり特に不便は感じません。但馬牛220gのしゃぶしゃぶを堪能いたしました。ボリューム満点の部屋食に確かな満足です。朝食もエテカレイの干物がメインの和食でしっかり満足。いい宿でした。外湯や大浴場があるので全く気にならなかったのですが、そういえば泊まった部屋にお風呂はついてなかったです。

外湯巡り

今回の旅行では夕食前に御所の湯と柳湯、夕食後に地蔵湯、朝食後に鴻の湯と一の湯につかりました。おすすめは鴻の湯と御所の湯です。私が行った時は全ての温泉でお湯が熱すぎ(おそらく43-44℃)、これら2つの露天風呂ではお湯が冷めるためかお湯の温度がちょうどよかったです。他の外湯は熱すぎて10分もつかってられないので、1つあたり20-30分で十分です。その分色々な温泉を楽しめるとも言えるかもしれません。

城崎温泉ロープウェイ

城崎温泉街の1番奥にあるロープウェイは往復910円で大師山の山頂まで行けます。少し海が見えて展望は良いですが、特に何もないため、ロープウェイ自体を楽しめる人か、展望カフェでまったりしたい人以外は特に訪れる必要もないかなという感じでした。

さいごに

以上、冬の城崎温泉を訪れた際のレビューでした。いい宿さえ決めてしまえば旅行が成立するところが温泉旅行の魅力でもありますね。忙しい日々の癒しにピッタリな旅行先でした。

六甲山の芦屋川駅から有馬温泉ルートは何度でも登りたいルートでした。

はじめに

日本列島を記録的な寒波が駆け抜け、凍てつくような2023年の1月下旬です。普段ならあまりの寒さに一刻も早く春が来るのを願うところですが、山登りにハマった私には、寒さの中でしか見られない氷瀑や寒ければ寒いほど極楽となる温泉を堪能する機会となりました。今回登った六甲山がとても楽しかったので、書きたいと思います。

六甲山の芦屋川駅から有馬温泉ルートの感想

芦屋川駅から風吹岩

芦屋川駅から登山口までは、高級住宅街を横切って行きます。登山口からは土と木の道ではなく、岩肌がゴツゴツせり出す地形を登って行きます。これまで登った山にはない岩の地形で慣れないもののちょっぴりロッククライミング気分で登れて、いつもと違う刺激となります。道が分かりにくかったですが、マーキングもされており、なんとか迷わずにたどり着けました。

風吹岩から六甲山最高峰

風吹岩から六甲山最高峰へはひたすら雪の山道を歩きます。序盤は緩やかですが、終盤に30分ほど急坂を登ることになります。寒波の後とあり雪が多く私はチェーンスパイクで登れましたが、10本歯のアイゼンをつけて登っている方もいました。アイゼンなしで登っている方はもれなく傾斜で滑ってましたので、冬の六甲山はアイゼン(少なくともチェーンスパイクは必須でしょう。)雪の深さとしては、くるぶし程で、ハイカットの登山靴に雪が侵入することはなかったです。私は摩耶山やガーデンテラスからの夜景は何度も見に行ったことがあり見慣れているので、六甲山最高峰の景色もそんなに期待していなかったのですが、最高峰からの眺めは他の山から360度頭1つ抜けたような展望の良さで、とても楽しめました。

六甲山最高峰から極楽茶屋跡

氷瀑を見るために、六甲山最高峰から有馬へは直行せず、極楽茶屋跡の方へ迂回して進みました。ちょうどお昼時になったため、用意しておいたお湯でカップ麺をすする至福の時間。自然の中で食べるカップ麺はやたら美味しいですが、あまり休むと身体が冷えるのでサッと食べて出発しました。また水筒がそんなに高性能ではないため、ぬるめの少し硬いカップ麺となりました。それでもおいしいのが山です。

極楽茶屋跡から七曲滝

極楽茶屋から七曲滝へは下りの道を行きます。七曲滝へは危険と書かれており、迂回路を示す柵が設けてられていましたが、みなさん越えて進んでおられたので私も進んで行きました。確かに七曲滝へは道が半分ほどの細さとなり、斜面の急なロープ場となっていました。滑れば川へ向けて数メートルから十メートルくらい落ちるでしょうか。ただ体力とアイゼンがあれば十分進めるかなと感じました。そしてその先には大迫力の氷瀑が。遠回りして危険な道をきた甲斐がありました。ここ数日の寒波に感謝ですね。

七曲滝から有馬温泉

七曲滝から有馬温泉へは緩い下りで、標高が下がってくるとチェーンスパイクも不要になっていきました。そして下山後は有馬温泉の金の湯に向かいます。入浴代たった650円で極楽へ行けます。寒い中はるばる13km歩いた苦労が全てこの極楽のためのものになります。苦労すればするほど、この温泉が気持ち良い。まあ限度はありますが。

最後に

今回は芦屋川駅から有馬温泉へ七曲滝を経由しての登山の感想でした。冬の低山でこんなに楽しみどころ満載の山はなかなかないのでは?と山登り4座目ながら思いました。他にも楽しみどころの多い山があれば是非行きたいのでコメントで教えていただけたら嬉しいです…

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