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アウトドア系になりたい筆者のアウトドアレビュー

タフスクリーンツールームハウスMDXでキャンプデビューしました

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はじめに

今回はコールマンのタフスクリーンツールームテントMDXのレビューになります。結論から先にお伝えすると、もし大きすぎて、過剰スペックでは?とか、組み立てるのが大変なのでは?とお悩みならば、その心配は無用です。あなたのお悩みが、こんなに大きいの車に積めるの?とか家に置いておくスペースがある?とかこんな重いもの毎回運べる?という疑問であれば、じっくり他のテントを考慮すべきかもしれません。

レビュー

値段

タフスクリーンツールームテントMDXはおおよそ6万円から7万円で入手できると思います。私は楽天で6万7000円にクーポンで5000円引き+買い回りで10倍のポイントで購入しました。(3月3日現在、Amazonで25%offの51,399円で販売されていました->リンク)ただし、実はこのテントは、汚れや雨の浸透を防ぐためのグラウンドシートと寝室にしくことで地面との厚みを増してくれるインナーシートが別売りであります。グラウンドシートはともかく、インナーシートの方は冬にキャンプをするなら必須だと思います。グラウンドシートとインナーシートのセットでおよそ1万円から1万5千円ほどかかるので、予算と照らす上で参考になさってください。また、後ほど述べますが、収納時にそれなりの重さと大きさがあるので、よく利用するキャンプ場に台車がない場合は、キャリーワゴンの購入を後々検討することになるかと思います。キャリーワゴンは8千円から1万5千円ほどしますので、これもご注意ください。

大きさ

タフスクリーンツールームテントMDXは縦長の長方形(直方体というべきか)で、そのうち半分が寝室、半分がリビングという作りになっています。全体の大きさは縦540cm横340cm高さ215cmで、寝室だけの大きさが縦300cm横250cm高さ175cmです。寝室は外側のフライシートに吊り下げるタイプなので、あえて吊り下げずに、大きなリビングスペースのみで利用することも可能です。リビングの高さに関しては身長173cmの筆者が両手を上にあげることができるくらいあり、室内はかなり広く感じられますし、寝室もかがむことなく移動できます(天井が高い家にしてほんとによかったわね。そうだな…)。リビングの大きさは、テーブルを中央において4人が椅子にすわってぴったりの大きさでしょう。その場合はクーラーボックスや棚などもあるとギュウギュウか、ある程度はリビングスペースの外に置くことになるかもしれません。私がよく使う2人の場合は、テーブルとイスと棚などもすべてリビングにおくことができて、なおかつのびのびすごす余裕がのこります。寝室の広さは寝袋4つは確実におけます、5つになるとぴったりとくっつかなければいけないでしょう。だからといって2人だと広すぎるかというとそんなことはありません。セミダブルベッドの横幅が120cmなことを考えると、1人1人がゆったりと気ままに寝るにはむしろちょうどいいと私は感じています。ちなみに、これだけの大きさがありながら、組み立てるのはびっくりするくらい楽です。

収納時サイズと重さ

タフスクリーンツールームテントMDXは収納時のサイズが直径32cm高さ74cmの円柱状(あるいはそれに近い直方体)になります。また、前述のグランドシートとインナーシートですが、これらもそこそこのスペースをとります。私はプリウスに乗りますがトランクの容積の1/5から1/4程度はこのテントが占めることになります。もちろん、車なしのキャンプには全く向いてません。家に置いておくのもスペースが必要ですし、階段などがあるとしんどいです。車や家に適度な収納スペースがあるか?が最大の懸念点だと思います。また、重さは17kgです。お米10kgが2ついかないくらいですね。キャンプ場は台車かキャリーワゴンがなければ持ち運びはそれなりに大変です。私はもともとキャリーワゴンを持っていなかったのですが、さすがに毎回このテントを持ち運ぶのが大変でキャリーワゴンも購入しました。

ツールームとスクリーン

コールマンのタフスクリーンツールームテントはその名の通りの商品です。ツールームとあるように、寝室とリビングルームが1つのテントに連結された型のテントです。通常のテントは基本的に寝室のみで、リビングルームを作るには、別途タープを立てることになりますが、ツールームテントはその必要はありません。スクリーンとあるように、タープと異なって前後左右を閉めきることも可能になっています。具体的には、リビングは前と左右の3ヶ所を開放することができます。また、メッシュにすることも可能です。風を通しながら虫を避けるといった使い方が可能ですね。閉め切った場合はもちろん風を徹底的に防ぐことができるので、寒さにも強いです。キャノピーポールを使えば、開放してひさしをつくり、リビングスペースをさらに拡張することも可能です。寝室はリビングに通じる側と後ろ側の2ヶ所を開放することができ、こちらもメッシュにすることも可能です。四方が壁みたいになってて、タープと比べて夏場は暑くないの?と疑問がわくかもしれません。あくまで筆者の感想ですが、タープにせよスクリーンにせよ暑いものは暑いです、違いは誤差です。しかし、冬の寒さに対してはスクリーンの圧倒的勝利です。風は容赦なく体温を奪うことがわかります。ただ、いやいや、スクリーンテントなんてほとんど家やん、キャンプの開放感がないわという気持ちもわかりますので、そのあたりはどのようなキャンプがしたいのかの問題といえるでしょう。

安定感と安心感は抜群

コールマンタフスクリーンツールームテントの最大の魅力はその安定感と安心感にあると私は思っています。寝室とリビングが一連となっていて、4本の頑丈なポールでたてられており非常に安定しています。特にタープは風にあおられて倒れ、ペグごと飛んで行ってしまったりすることがありますが、そういった心配はスクリーンツールームテントだとほぼ皆無でしょう。私はもともと祖父からもらった山登り用のコンパクトな最低限の装備と焚き火台でザックに荷物を入れて、こじんまりしたキャンプを楽しんでいました。私自身は不便さであったり、足りないものを工夫してまかなったり、そういった部分も含めてキャンプとして楽しめるのですが、家族や友達や彼女をつれてキャンプに行くとなったときに、同じように楽しめる人ばかりとは限りません。大きくて快適で安定しているテントがあることで、堂々とこういった人たちを連れていき、一緒に楽しむことができると感じています。もし、このような色々な人を巻き込んでキャンプがしたいと感じているかたにはもってこいのテントだと思います。また、とあるキャンプ場では、盗難注意の張り紙を見たことがあります。持ち物をすべてテントの中に入れて閉じてしまえるというのは、そういう意味でも安心感がありますね。

最後に

はじめにでも書きましたし、レビューでも書きましたが、このテントの懸念点は収納時の重さと大きさです。私自身このテントを買うときは、たてたときの大きさばかり気にしており、収納時のことは二の次でしたから、実際にモノが届いたときの大きさと重さに少々驚いたものです。私自身カップル2人でよくキャンプに出掛けますが、組み立てたときに大きすぎるから邪魔などと思ったことが全くありません。ほどんどの愚痴は「重くて大変」です。総合的にみてかなり良いテントで、おすすめです。

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