はじめに、志那1の基本情報
今回はキャンプ場のレビューとして、滋賀県の湖岸緑地公園の１つで、BBQやキャンプ泊が許可されている支那1についてレビューしたいと思います。現在私が最もよく利用しているキャンプ場であり、実際に使用した経験から、そのメリットとデメリットをお伝えします。ちなみに志那１の場所は滋賀県の湖東、草津市の琵琶湖沿いにあります。
支那1のメリット
なんといっても無料・予約不要
支那1が他のキャンプ場と比べて最も素晴らしい点はやはりただの公園のため、サイト代がかからないことにつきます。なっぷなどで出てくる琵琶湖岸沿いのキャンプ場は少なくとも5000円、シーズンには8000円が取られますし、さらに大人1人あたりいくらいくらと取られるところもありますね。それに比べて支那1は無料ですし、5000円浮いたとなれば美味しいステーキの1枚2枚は買えてしまうのですから、キャンプ場は食重視という私のようなタイプの方にはうってつけの場所と言えるでしょう。
さらに、もちろんただの公園なので予約などありません。これは満員である可能性があるという意味ではデメリットでもあるかもしれませんが、私自身満員で車を止められなかったという経験は一度もありませんし、むしろ急に予定が空いた日などにふらっと使える点をメリットと感じます。
広大なフリーサイト
支那1は本当に広々とした公園で、ほとんどテントをはじめとするキャンプ用品は広げ放題と言えるでしょう。というのも、キャンプ場としてのスペースに対して駐車場が狭い（もしくは駐車場に対してキャンプ場のスペースが広い）ので、基本的にサイトの方がぎゅうぎゅうになってしまうということはないからです。他のキャンプ場では区画に押し込められて実現できないレイアウトも思う存分楽しめるはずです。私もコールマンの2ルームテントを惜しげもなく広げて建てて楽しんでいます。その時の画像はこちらでも確認できます。
琵琶湖と比良山系を望める（バス釣りも可）
ただの公園だからサイトの景観は大したことがないのかというとそういうわけではありません。公園のすぐ目の前は琵琶湖ですし、対岸の湖西には比叡山や比良山の山々が望めます。冬には雪を被った比良山系の美しい山並みを見ながらカップラーメンをすすれます。夜になると対岸の夜景もほどよくキラキラとして美しいですね。私はあまりしないのですが、時折バス釣りと見られるアングラーがちょこちょこと竿を投げています。
イオンモール草津および周辺施設に寄れる
支那1のある湖岸通り沿いにはイオンモール草津があります。食料品売り場であれば朝の7時から空いているので、早朝から出かけた場合にも調達が可能です。またイオンモール草津の周辺には水春という大浴場・岩盤浴もあり、帰り道に立ち寄るにもちょうどいいかもしれません。ただし、イオンモールには炭は売っているものの薪はないので、必要な場合は薪が売っているホームセンターをリサーチしておくとよいでしょう。
支那1のデメリット
駐車場が狭め
メリットの広大なフリーサイトの裏表ですが、駐車場がやや狭く、ほぼ満員となっていることもあります。ただ私自身満員で止められなかった経験はないです。大抵はデイキャンプで夕方以降に帰られる方もいるので、夕方と早朝は駐車場が空いていることが多いです。昼間も前日に泊まりできて、テントをある程度日差しで干してから帰るという方がポツポツいるので、帰る人と来る人のタイミングが上手くいくと止められると思います。ただし、もちろん止められない可能性もあるのでBプランはもって置いた方がいいかもしれません。支那1以外にもキャンプ泊ができる湖岸緑地は複数あります。(詳細はこちら)
また、車をテントに横付けできないので、荷物が多くなる場合はキャリーワゴンがあるととても便利です。私もこれを購入してから志那1キャンプが大変快適になりました。
少し治安に心配点
もちろんただの公園ですので、管理人や明文化されたルールはありません。暗黙の了解で夜中は静かですが、破っていても文句は言えません。最近はトイレに盗難被害注意の張り紙も見かけます。スノーピークの焚火台を使われている方はご注意を。この点ツールームテントはリビングルームまで全ての荷物を覆ってしまえるので少し安心度が増しますね。
食器を洗う場所や消し炭やゴミを捨てる場所はない
もちろんただの公園ですので、自分のものは全て自分で持って帰る必要があります。地元自治体のゴミ袋や消し炭を持って帰るためのアルミホイル、食器を一旦拭くためのアルコールシートなんかは必須になるでしょう。
トイレが詰まっていることがある
私が志那1に通っているうちに、1度だけ大の方のトイレが詰まっていることがありました。駐車場が狭いということから近くのコンビニに車を移動して帰ってきたときに、駐車場が空いているとは限りませんし、盗難被害があるということからキャンプ道具を置いて外のトイレに行くのははばかられます。志那1についたらまずトイレが詰まっていないか確認した方がいいかもしれません。緊急事態が夜中に来てもいいように、お酒を飲まない人が1人いた方が心配症の方には安心かもしれません。ただ、基本的には公共の公園にしてはきれいな水洗のトイレがあります。いかんせん利用者が多いので少し汚くなっていることもあります…
最後に
以上、私が関西および近畿でおすすめのキャンプ場でした。ただの公園なのですべて自己責任ですが、無料で広々と使えるキャンプ場です。ぜひ機会があれば訪れてみてください。
