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アウトドア系になりたい筆者のアウトドアレビュー

登り初めは天下分け目の天王山に登ってきました。

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はじめに

2023年の登り始めに、地元の最も身近な山である天王山に登ってきました。身近にある270mしかない低山が全国的にも有名な歴史的要地だという不思議な感覚を味わいながら、2時間程度のお手軽ハイクを楽しみました。

天王山ハイキングの魅力

天王山は270mの低山です。体力にもよりますが、1時間半もほどで登れるうえに駅から近く、手軽なハイキングに丁度良いです。また歴史的要地であったことと展望台からの眺めもその魅力を増しています。コース上にある大山崎山荘美術館も魅力です。

天王山へのアクセス

天王山に登る方は阪急大山崎駅やJR山崎駅から登る方が多いと思います。阪急西山天王山駅から登ることもできます。西山天王山駅からですと、下車後まず小倉神社へ向かうと登山口があります。これは余談ですが、西山天王山駅から登ると何が良いかというと、大返し力水という地下水100%の水場が駅前に設置されています。長岡京サントリービール工場やウイスキー山崎工場が建つ、天王山系の山から流れる水の地下水ですから美味しいに決まってますね。(若干カルキ臭い気もしますが。。。)

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天王山の歴史

私は歴史にはうといのですが、「本能寺の変織田信長を討った明智光秀軍と、備中高松城(今で言う岡山)から3日(実際には10日?)で引き返してきた豊臣秀吉軍が戦い、秀吉軍が勝利した場所」と聞けばなんとなくすごい場所ですよね。光秀は3日で日本のトップから崩れ落ちたので、「三日天下」と言われたり、受験生の夏休みに未だに「天下分け目の天王山」と言われたりしており、全国的に有名な出来事や言葉がこの天王山という場所に由来している訳です。山としては特別な特徴のない低山ですが、これだけの歴史が詰まっている訳ですね。

天王山の展望台からの眺め

木津川、宇治川桂川が合流して淀川になる三川合流地点や京滋バイパス、京都縦貫道、名神が合流する三線合流地点である大山崎JCTなど、昔から変わらない自然の流れとそこに建った文明の流れのコントラストを見ることができます。昔から交通の要地だった大山崎の地形が感じられる気がします。今回久しぶりに登った時は木が伸びてきており、少し見づらくなっていました。

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大山崎山荘美術館

今回は立ち寄りませんでしたが、天王山ハイキングコース上に大山崎山荘美術館があります。安藤忠雄の建築にクロード・モネの睡蓮が飾られており、小さいながらも立ち寄る価値のある美術館だと思います。大人1人900円で入館できます。ちなみに、こちらはサントリーではなく、アサヒビールの経営です。

最後に

以上、私の登り初めの天王山について書きました。本当は比叡山やら六甲山に登ろうと思っていたところ諸事情で時間が取れなくなり、急遽変更したのですが、身近すぎるがゆえに見落としている良いところに気付ける登山でした。これからも登り初めは天王山が良いかもしれないですね。原点回帰。